2010年10月11日月曜日

「まだ死ななくていいのかな」とつぶやいた。

怖い場所、薄気味悪い部屋、それには意味があるんじゃないかな?
腐って今にも倒れそうな木、日も当たらず空気も流れない部屋、決して健康には見えぬもの。そんな所には近寄りたくない。

今日、私たちの12の木は非常に疲れきった面持ちで、「まだ死ななくていいのかな」とつぶやいたような気がした。
お世辞にも生気を取り戻したとはまだ言えない・・。

古屋(この辺の人は、昔の作りの家を「ふるや」と呼ぶ)は、メンテナンスをしなければ直ぐにダメになってしまう。
小濁で活動して改めて思った。
雪の始末は当たり前。家の回りの水の管理に落ち葉はき、草刈、掃除、戸の開け閉めまで。一年中手の休まる事は無い。だから住んでいないと病気になり、どんどん壊れていくのだ。

正直言ってそのまま放置しても、ただ土に戻るだけなんだろうが、今少し生き延びた「家」のつぶやき。手をかけた私たちにはそんな気持ちが伝わってくる。この家を作った汗、家族が過ごした歴史、家に染み付いたススがそこにある。

ひょっとしてこれからが大変。そうは解っていてももう辞めたくない。
12の木から、大きな生命力をいただけるような気がするから。

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本日は、下地作りの続きから。

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最大の難関。茸にたんぽぽ、トマトまで生えてきた、土とも言えるカヤの上で。

DSC02561午後からは、国際アウトドア専門学校の”ショウタ”さんが初参加。

DSC02554ずり落ちたトタンは新しくせず、貼り直す事に。これは正解だったと思う。

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