屋根は一段落したものの、豪雪地帯妙高の冬の大事なお仕事「雪囲い」、ちょっと遅かったけどようやく行いました。
この春は、ここに見える屋根の上まで雪がありましたから、やはり1Fはしっかりしておかないと危険です。
柱を立て板を打ち付け、 穴をふさぎ?。一安心。と思ったら、みぞれまじりの雨がサーッと降って。
いつきてもおかしくないです。冬将軍。
大字小濁字十二ノ木。つくりびとの歴史がはじまった..
屋根は一段落したものの、豪雪地帯妙高の冬の大事なお仕事「雪囲い」、ちょっと遅かったけどようやく行いました。
この春は、ここに見える屋根の上まで雪がありましたから、やはり1Fはしっかりしておかないと危険です。
柱を立て板を打ち付け、 穴をふさぎ?。一安心。と思ったら、みぞれまじりの雨がサーッと降って。
いつきてもおかしくないです。冬将軍。
メモを整理していたら、出てきた。
平丸出の吉川さんが以前書いてくれたメモ。
「古屋*の間取りっていうのは、こうなんだわね」と。 *古屋(茅葺きの昔ながらの家)
丁度また、四角い紙があったもんだ。我々で古民家を直している。と言ったら、すらすらと目の前に家があるかのように書いてくれた。
入り口があって、土間があって、突き当たりは台所。としょりの寝室がその隣で三畳間。中座敷は無い家もあるわねぇ・・・。
どこの家も玄関は南向き。だから、表からぐるぅっと回って 玄関。っていう家もあるわ。
こ、このとおり。・・・生き字引に見えた。
怖い場所、薄気味悪い部屋、それには意味があるんじゃないかな?
腐って今にも倒れそうな木、日も当たらず空気も流れない部屋、決して健康には見えぬもの。そんな所には近寄りたくない。
今日、私たちの12の木は非常に疲れきった面持ちで、「まだ死ななくていいのかな」とつぶやいたような気がした。
お世辞にも生気を取り戻したとはまだ言えない・・。
古屋(この辺の人は、昔の作りの家を「ふるや」と呼ぶ)は、メンテナンスをしなければ直ぐにダメになってしまう。
小濁で活動して改めて思った。
雪の始末は当たり前。家の回りの水の管理に落ち葉はき、草刈、掃除、戸の開け閉めまで。一年中手の休まる事は無い。だから住んでいないと病気になり、どんどん壊れていくのだ。
正直言ってそのまま放置しても、ただ土に戻るだけなんだろうが、今少し生き延びた「家」のつぶやき。手をかけた私たちにはそんな気持ちが伝わってくる。この家を作った汗、家族が過ごした歴史、家に染み付いたススがそこにある。
ひょっとしてこれからが大変。そうは解っていてももう辞めたくない。
12の木から、大きな生命力をいただけるような気がするから。
最大の難関。茸にたんぽぽ、トマトまで生えてきた、土とも言えるカヤの上で。
午後からは、国際アウトドア専門学校の”ショウタ”さんが初参加。
5月から始めた古民家ワーク。どうする、こうする・・。
中身を捨てよう、草を刈ろう・・、屋根を落とそう、足場を建てよう・・、材木を揃えよう・・
この12の木も、ようやくプラスに転じる時がきた。
資材を上げよう。
千田チーフ特製の竹串で針金を通す。屋根裏チームが針金を通し、外で縛る(ムービーで)↓
これが大活躍した串。
屋根の住人の殻。結構たくさん出てきた(ヘビ)
順調に午後の部。天気予報どおりに雨が降ってきて、15:30中止。しかしここまで行った!
2004年11月、今から6年前。地元の食材を使った、ねおかんぱーにゅ南部でのディナーコンサート企画で、小濁から食材を調達すべく取材した時の写真。
ねおかんぱーにゅ南部、創立年の秋に初めて企画した、スローライフ、スローフードの大きなイベント。この時のご縁がねおかんを支える原動力となる。
→(「スローな晩秋(あき)見つけた。ディナー&コンサート」ねおかん のおもしろそうな出来事。)
「烏骨鶏のダシのミネストローネ 南部風」に使った大根は山崎民部さん作。みずみずしくて元気な大根菜が印象的だった。
その大根干しを撮影中の背景に、豪雪で崩壊し今はなき12の木の玄関が小屋越しに写っていた。よく見るとカブ(バイク)もある・・。
その貴重な写真がこれ!